INABA 運営のやり方に思う

さすがにこれは1ユーザーとして苦言を呈したい・・・。

ちなみに私はSGの為にリアルマネーは投入してないユーザーです。

 

8月4日に配信終了したSGスクラッチ「パッションスピリット」。

配信開始時から8月4日までの期間限定と告知され、終了間際には「もうすぐ終わるから欲しい人は今の内に」という告知もされた。

 

Twitterでの配信終了告知

しかし、その入れ替わりに登場したSGスクラッチ「アスチュートブレイバー」において「パッションスピリットの全アイテム」が陳列されている事が発覚。

Twitterを始めネット界隈は大荒れとなった。

「既存のガチャに新しいアイテムを追加する」という方式はソシャゲでもよく使われる方法でありコレ自体は手法としては問題はない。

・・・ユーザー視点からすればアイテムが増えれば増えるほど目的のものが手に入る確率が減るわけだから好ましい仕様ではないけどね・・・。

 

 

何が問題かと言うと

「8月4日で提供終了」と謳っておきながら、「8月4日以降もそのアイテムが入手できてしまう」ことである。

逃した人や新規向けの配慮とも取れるが、これにより一番割を食ったのは「終わってしまう前に欲しいアイテムやアイテムコンプリートためにスクラッチを回した人達」。いわゆる「駆け込み勢」である。

8月4日以降も継続して配信されることが分かっていれば、わざわざ駆け込みでSGやリアルマネーを投入しなかった。という人も多いはず。SGスクラッチには一日一回の無料ガチャもあるしね。

 

上記の様にソシャゲではよくある方式じゃん。と言われるかもしれないが旧PSO2ではSGスクラッチは完全入れ替え方式を採用しており、再販には少なくとも半年以上の期間が設けられていた。

これが完全新規のネトゲだったらこのゲームはこの方式なのね。で終わったかもしれないが「PSO2NGSはPSO2の大型アップデート」である。ならばPSO2と方式を変えるならそれは「仕様変更」であり、事前にユーザーに通達しなければいけないことなのである。クラスバランスの調整とか事前に告知されるでしょ?アレと同じ。長いことPSO2をやっているコアユーザーほど従来どおりの仕様で配布されると考えて駆け込んでしまうのである。

ていうか、こういった方法を取るソシャゲでも「ピックアップ(出やすい)期間はここまでだけど、期間が終わってもアイテムは手に入るよ」としっかり告知してくれるものなのだが・・・。

更に言えばもう一つのスクラッチであるACスクラッチは何回か入れ替えがされているが、こちらは旧PSO2と同じく完全入れ替え方式である。なのにSGスクラッチだけ配信方式が変わるなんて誰が想像できるだろうか。

 

 

その結果「8月4日以降はアイテムが手に入らない」と考えた熱心なユーザーはSGやリアルマネーを投入してなんとしても欲しいアイテムを手に入れようとした。しかし、実際は8月4日以降もアイテムが入手できる事が発覚。だったらSGやリアルマネー温存したわ!!という誰しもが当たり前に抱く感情がネット上に渦巻いているというわけである。

 

あえてこういう書き方をするが「配信終了するとユーザーを騙し金を巻き上げる」

 

これは詐欺では?

 

仮にも日本を代表するゲームメーカーであるセガが自社の看板タイトルでこの様な詐欺行為をしなくてはならないほどに落ちぶれてしまったのだろうか。

 

 

さすがにユーザーの声が届いたのか、運営もこの件についてお詫びを掲示した。

早急に声明を出したことは評価できるがこのお詫びも個人的にはおいおい・・・と思うもので・・・。

 

運営のお詫び文はコチラ

SGスクラッチ「アスチュートブレイバー」の景品陳列についてのお詫び

 

まずこの部分。

なぜ事前に言わない。

 

上でも書いたがこういう事は事前に通達しないといけないのである。

それを怠り(意図的に隠した?)問題になってから実はこういうことでした。というのは相手の神経を逆撫でし信頼感を大きく損なう。販売業やサービス業など顧客との信頼関係が最も重視される仕事において絶対にやってはいけないやり方である。

 

さらにお詫びとしてSGチケットとスクラッチのチケットが配布されることが決定したが、これは「誰に向けたお詫び」なのだろう。

今回の一件で被害を受け、お詫びと補填が必要なユーザーは「SGやリアルマネーを投入してパッションスピリットを回したユーザー」。中でも「8月4日でアイテムが手に入らなくなると運営に騙されて資金を投入してしまったユーザー」へのお詫びが第一である。

しかし、SG200程度でそういったユーザーが消費したSGを補えるとは思えないし(スクラッチ4回分って・・・)、このお詫びでは「SGやリアルマネーを全く投入していないユーザー」が一番得をしている状態である。

今回のお詫びが「仕様変更を事前に通達してなかった事」に対するものであるなら、「運営の怠慢で詐欺被害にあったユーザー」にはSGを返還するなど、個別対応をする必要があるのではないだろうか。

 

現状では「資金を投入するほど熱心なユーザー」程、損をしてバカを見ている状態である。

 

 

熱心になればなるほどバカを見る。

 

こんなゲーム誰がやるんだろうね?

と言いつつ、熱心にブレイバーのレベル上げをしているユーザーが私ですが。

 

 

 

現状、PSO2NGSはゲームの内容だったり、全然治らないバグだったり、延長してばかりのメンテナンスだったりでユーザーの静かな不満が蓄積されている状態である。

そんな中で「ユーザーが資金的な被害を受けるやり方」、「熱心なユーザーほどバカを見るやり方」をしてしまったことで、今回の一件で今までの不満もまとめて爆発してしまった様に見える。というか私がそんな感じ。

今、運営がすべきことは自分たちの欲を抑え込み、ユーザーを第一に考え、ユーザーとの信頼感を構築することではないだろうか・・・。